平野裕之教授の著作「製造物責任法の論点と解釈 詳解・分析「欠陥」「証明」の裁判例」が発刊されました。製造物責任法の分野で学者の先生の書籍が発刊されるのは珍しく、すぐに購入しました。
製造物責任法の論点と解釈―詳解・分析「欠陥」「証明」の裁判例 | 至誠堂書店オンラインショップ (shiseido-shoten.co.jp)
欠陥を客観的な義務違反と構成する、という斬新な切り口にびっくりし、勉強になるなぁと、しみじみ感じた次第です。その他、指示警告上の欠陥の位置づけなど、質問させて頂きたい部分もいくつかありましたが、それはさておき。
私の書籍が参考書籍として紹介・引用されていました。人様に読んで頂き、言及頂けるほどのものがあったということが、ありがたい。
書籍や論文は、書いている時は一種の興奮状態ですが、公開されてからは専ら批評されるだけの受け身状態で、そもそも読まれているのかいないのか、意図が届いているのかいないのか、日々不安になる・・のは私だけでしょうか。自分の書籍をまともに読んで頂いた方がいるということを知ることが、こんなに嬉しいことだとは。
私の書籍が出版されてからもう6年が経つようです。その間、同業の方から参考になったというお言葉を頂くこともあり、何らかこの分野に貢献できたのかなとも思う一方で、再度自分をブラッシュアップする必要性もひしひしと感じているところです。
来年また頑張ろう、と思った、年末のひとコマでした。